太陽光に近いフルスペクトルライト、バイタライト(VITA-LITE)

BALIO推奨の可視光フルスペクトルライトとは

地球に生命が誕生してから、多くの生物は太陽の光に影響を受けて進化してきました。
しかし現代社会では、様々な照明技術の進化やコンビニエンスストアなどのサービス業の24時間営業化に伴い、私たちは「便利さ」と引き換えに「太陽光の恵」を失いかけているのかもしれません。大気汚染によるオゾン層の破壊から、そこに本来殆ど吸収されるべき遠紫外線(UV-C)の人体に与える影響の可能性から始まって、近紫外線(UV-A)や中紫外線(UV-B)を含む全ての紫外線は、まるで人類の大敵、悪魔のように糾弾され、UV日焼け止め、UV化粧品、UVサングラス、UVガラスから日光遮断カーテン、日傘、手袋、強いては日中は外に出ない…などなど、それらが含まれる太陽光自体さえも避けようとする方向に日々拍車がかかってきている気がします。

ここで今一度考えてみましょう、私たち地上の生命は何百万年にもわたり日光のもとで命を育んできた、ということを。とりわけ紫外線は、私たちが摂った食物からカルシウムや他のミネラルを吸収するのに不可欠なビタミンDの合成を促進します。また、血圧を下げる効果や心臓内の血液を送り出す力を強化したり、コレステロールの分解、甲状腺を刺激して代謝を活性化することで摂取カロリーを燃焼させ、性ホルモンの分泌を高める役割を担っています。さらに、ビタミンD3の一種である皮膚中のホルモン(ソリトロール)が活性化することによって、松果体ホルモンのメラトニンと連携して日光と闇に対する身体の反応を調整するのです。

紫外線は、現代社会が生んだ大きな弊害となっている睡眠障害や季節性感情障害(SAD)等の調節中枢の影響からくる心理的障害にも大切な結びつきがあるのです。

たしかに「美白」はブームです。シミやそばかす、しわなどのお肌の老化は女性に大敵。誰でもいつまでも美しくありたいものです。だからといって「身体に与える影響(インサイドビューティ)」を無視しては、本当の美しさは手に入りません。

まず、少なくても1日に一時間以上は戸外で過ごし日光に当たること。決して日向には居すぎないようにして午前10時から午後2時の間は日に当たるのを避けること。室内では開いている窓の傍か、少なくても日除けのない締まった窓の傍にいる時間を作ること。そうしてすべての可視光を自然の強さのまま受けることが重要となります。しかし、日中の陽のあるうちは室内光の元に居たり、パソコンや機材に向かって過ごしている人や一日の内のほとんどの時間を机に向かわねばならない受験生、在宅療養の高齢者の人…など、お仕事や状況によってはなかなかそうしたくともできないものです。

つまり、今もっとも見直さなければならないのは「室内照明」なのです。

バイタライト(VITA-LITE)・フルスペクトルライトについて

BALIOのサロンで現在使用しているライトは、「バイタライト(VITA-LITE)・フルスペクトルライト」です。アメリカのL.ソーリントン博士が発明したバイタライト(VITA-LITE)の特許の一つは、290〜380ナノメートルまでの中近紫外線(UVB, UVA)のスペクトルエネルギー分布を太陽光スペクトルエネルギー分布に近づけた点にあります。この範囲の中近紫外線は、皮下でビタミンD3を活性化し、丈夫な骨や歯の形成、カルシウムの吸収に役立ち、くる病、骨軟化症、虫歯、骨粗鬆症などの骨の病気のみならず、松果体の働き、生理リズム、心理的要因など、重要な部分に大きな影響を持つといわれます。ただし、エネルギーが微弱なため日焼けはしません。 以下の分光分布図を見ると更にわかりやすいでしょうか。

分光分布図

グラフでも明らかなように、バイタライトは自然光に近いスペクトルの分光分布を持ち、自然光と同じくするために必要な290〜380ナノメーターまでの中近紫外線の領域を含むことに成功しました。太陽光のエネルギーに比べ光エネルギーが微弱なため日焼けはしません。

可視光だけに注目すると、従来の昼光色や白色の蛍光灯は可視光の中の赤の領域が太陽光に比べて少ないだけでなく、黄色の領域が極端に突出し過ぎてバランスを崩していて、光のスペクトルが全体的にひずんでいる特長があります。グラフにはないですが、白熱灯ですとこの黄色の領域と同じく赤の出力が飛び出ていて、逆に青色の領域が蛍光灯や勿論太陽光に比べて不充分なのです。

ここで色彩の心理的効果をちょっと考えてみましょう。 太陽がそれぞれの色を比較的バランスよく私たちに与えてくれているのに対し、

どうでしょう、室内照明の大切さがわかっていただけたのではないでしょうか。今やライトには「明かり」でなく「光」を求めて行かなければならない時代なのです。

BALIOでは、この「バイタライト」を現在購入する事ができる照明の中で太陽光に一番近い光をもたらしてくれるライトとして推奨しておりますが、「米国LS社製フルスペクトル蛍光ランプバイタライト(VITA-LITE)」の製造・販売とは一切関係はございません。

ご購入につきましては、BALIOでは日本・アジアにおいて最も古くからL.ソーリントン博士率いるアメリカのデュロテスト社と提携し、フルスペクトルライトの導入に貢献されてきた株式会社マルトキさんから購入させて頂いております。ご担当者の方のご対応も大変素晴らしく、親切に質問等にもお答え頂けます。ライトの応用の仕方などBALIOでもご提案いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。